Napa, California.








大好きな音楽を聞きながら、
SFOからNapaへひとっぱしり。


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ぶどう畑の丘をいくつも越えて行く。

車の運転は嫌いじゃない。
むしろ運転と呼ばれる物には全て興味がある。
ただあまりにも最近は日常的に使っていない乗り物なので、
たまに運転をすると、やべえカローラ最高! なんて思ったりもする。
(アメリカのセダン車だと必ずやクルーズコントロールなる物が
付いていたりしてロングドライブは結構楽チンだし、
最高速度が65マイルながら、結構楽しいワインディングに頻繁に
出会えたりもする。)

正直、個人的にはそんなに自転車ばかりに依存する必要は無いと
思っている。 
車があるからこそ出会える、良いトレイルやパスがあることも
知っているし、もちろん街の中では自転車の方が早いことが多い
と言うことも知っている。

でも自宅から自走で最高のルートに行ける山間部の生活にもやっぱり
憧れたりするのだが、逆に街に買い出し行く際には車を使わざるを得ない
という事になるので、結局はどっちもどっちで要は使い方や考え方が
大事と言う結論にやはり落ち着くだろう。
(まぁ一人や二人は狂信的なサイクリストの友達を持っておく事も
色々な側面で勉強になるし、偏っている人は得てして面白いのである。)


彼は結構狂信的に乗り物が好きな部類の人間だ。

そして物を捨てる事が出来ないタイプ。
”いずれ” 使うそうだ。

それもいいね。


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自転車、バイク、小さな車が彼の大好物。
(ISETTA、Smart、Valiant Coupe、& BB Scion所有。)  

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これらはすべて彼ら一族の "コレクション" である。

そしてハンバーガーも好物らしい。

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Curtis InglisはRetroTech / Inglisのビルダーである。

ジョークをこよなく愛し。 ワイフを愛し。 犬を愛し。
モノを愛し。 創ることを愛し。 直すことを愛する男。

自分が初めて手に入れた自転車が想像の源であり、
彼の自転車を一度見ると必ず忘れることは出来なくなる。
(最近のTopTube湾曲ブームの影の仕掛人かもしれない。)


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more than 35years old of his first bicycle


見た目の奇抜さと言う物は人の気を引きやすいことは確かだ。
ただ往々にして何処かにひずみが出来て "普通" に使うことが
できなかったり、それを"クセ"と称して神のように奉り上げる
人達もいたりする。 
モノにおいて一番大事なのは特異なクセではなく、あくまでも
ニュートラルに誰でも使うことができることだと信じている。
そして"マス"では得ることができないその中立性能を得る一番
手っ取り早い方法がカスタムオーダーと言うことになるのでしょう。


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Curtisが自転車を作り始めた "RetroTech" はとても由緒正しい
カスタムビーチクルーザーメーカーでした。 
それをオーナーから名前を受け継いで当時のRetroTechの出で立ちの
ままで"カスタムオーダークオリティ"のスポーツバイクにCurtisが昇華
させたのである。
(もちろん見た目から想像出来ないほどとても乗りやすい。 
簡単に説明するというと普通に漕ぎ出しの軽さであったり、
on the rail感がしっかりと感じれる操舵性能を当たり前に持って
います。)

もちろんパイプの量が多くなる故に多少の重量増があったりするのだが、
"おれ、そんなことはこだわらないよ"って、きっちり自分の価値観を
持った、多くのNorthern Californianが彼の自転車に魅了されて、
毎日のように彼の工房に話を聞きにやってくる。
(それは僕らも含めてなのだが。)



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物事の本質を良く知っている人達に話を聞く事は本当に楽しい。

そしてどんな僕たちの"くだらない質問"でも丁寧に丁寧に噛み砕いて
伝えよう、教えようとしてくれるアメリカのフレームビルダー達に
出会っていると、僕らがもっとやらなきゃいけない事だったり、
もっと変えていかなければならない問題点などもはっきりと浮かび
上がって来るのです。

そして本当に多くのビルダーは自分たちの出来る事、やれる事を
伝える事によって、次に繋げる事によって、唯一自分たちの存在を認めて
もらえる事を知っているのだと思います。 
そしてそんな一人一人の積み上げが今のアメリカの自転車産業の成功の源
であったり、急激に進むバイシクルカルチャーの発展の柱になっている事
は言うまでもないことでしょう。


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失った事に気付いた僕たちは今一度作り直す必要があると感じています。


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His Daddy bike.
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His  very first era bike.  It's different name on it.
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His mammy bike
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今日はすこし長く書きすぎました。

でも伝えたい事が多すぎる事はけっして悪い事ではないと信じて。


70年代に恋いこがれているこの頃の僕は彼らに聞いてみたいのです。
彼らなら答えてくれると思います。



最近はどうって?




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